製品紹介
生産工程
1 古紙パルプ製造工程
- 古紙ヤード
- 原料となる古紙を種類別に保管
- パルパー内部
- 大きな洗濯機のような構造で、底部のローターが回転することで攪拌し、古紙を溶解しパルプ化する。
- LBKP(広葉樹クラフトパルプ)
- (左)LBKP → カラーライナーの表層に使用
- (右)古紙(地券、段ボール古紙 → カラーライナーの裏層に使用
2 染色・調整工程
- 染色後の原料
- 左側は染色前、右側は染料で染色したパルプで、ユーザーからの要望の色調に調合していく。
- 異物排除
- 古紙を集荷したものは、ビニールやホッチキスの針などが混入している。
- 原料から混入した異物は、調成工程で分離・除去される。
- (左)ビニール片
- (右)ホッチキスの針、金属製のクリップ
3 抄紙工程
- ワイヤーパート
- 原料のパルプを回転する円網シリンダー(円筒状の網)に吹き付け紙の原形を作ります。
- 当社は5つの円網シリンダーを使用しています。
- プレスパート
- 2本のロール間で紙を加圧し搾水を行います。搾水された水は毛布やロール間に刻まれた溝に入り除去されます。
- BM計
- 坪量(紙1平方メートルあたりの重さ)と水分を自動コントロールします。
- 坪量は放射線で、水分は赤外線でそれぞれ測定します。
- 欠陥検出器
- 生産される紙に発生する欠陥(小さな穴等)や異物を検出します。
- カラーセンサー
- ライン上で連続的に色を測定します。色を数値化することで、微妙な色の違いを画面上に表示して補正を行います。
4 仕上げ工程
- ワインダーパート
- ジャンボロールをスリット(両端を切り落とす)しユーザーごとの所定の巾、長さの製品として巻き取ります。
- 製品倉庫
- 全国のユーザーへお届けします。